Home > 石西礁湖自然再生 > これまでの協議会(資料等) 第21回協議会(2017)

第21回 石西礁湖自然再生協議会を開催しました

 平成29年7月21日(金)に、八重山合同庁舎大会議室において、「第21回 石西礁湖自然再生協議会」を開催しました。 協議会には、委員、傍聴を含め60名の方が出席しました。

石西礁湖自然再生協議会の状況

はじめに、西村環境省那覇自然環境事務所長と与儀沖縄総合事務局開発建設部港湾空港技術対策官より挨拶があり、 昨年の大規模白化のショックがある中、次なるステップに向けた取組の検証・評価が重要との考えが示されました。
土屋会長からは、協議会活動の評価方法について活発に議論して決定したいとの挨拶がありました。

土屋会長の挨拶


1.「サンゴの大規模白化現象に関する緊急宣言」について
環境省より、4月23日にサンゴ礁保全に関する関係機関、専門家、地域の団体の方々等が集結して取りまとめた 「サンゴの大規模白化現象に関する緊急宣言」についての紹介がありました。 石西礁湖自然再生協議会で過去10年間の取組を検証・評価して次の目標に向けた議論を行う際に、 白化に関係する緊急宣言に盛り込まれた内容を地域レベルで具体化していくことが非常に重要との考えが示されました。


2.2016年の大規模白化を受けての現状について
2016年の大規模白化後のサンゴ群集について、環境省の石西礁湖サンゴ群集モニタリング調査で実施したスポットチェック法 による白化調査に基づく現況報告がありました。 今年の6月下旬の時点では、被度は昨年12月時点とほとんど変化していないものの、すでに水温の上昇と白化が始まっていて、 昨年の白化で死亡した群体を除いた白化率は2割程度であることなどが報告されました。


矢代委員(株式会社東京久栄)


3.石西礁湖自然再生事業の評価について

(1)「平成27年度、28年度石西礁湖自然再生事業評価手法検討等業務」の概要
石西礁湖自然再生事業の評価に向けて、環境省が平成27年度、28年度石西礁湖自然再生事業評価手法検討等業務で取りまとめた報告書について紹介がありました。 この報告書には、今までに石西礁湖で行われた調査と活動が網羅的に収集され、展開すべき取組みの項目に沿ってとりまとめてあるとのことでした。 (2)の自己評価で必要な場合は貸出しや抜粋の送付も可能との連絡もありました。

塚本委員(環境省石垣自然保護官事務所)


(2)石西礁湖自然再生全体構想における「展開すべき取組」の評価について
事務局より、評価の具体的な方法について提案がありました。平成27年度、28年度石西礁湖自然再生事業評価手法検討等業務の報告書を基本的な資料として、構成員の皆様が活動してきたことを振り返って自己評価を行い、 次いで同じような取組をした方々が集まる分科会を開催し、意見交換して相互評価するという案が示されました。

質疑応答では、10年前に考えられなかった新しい仕組みの追加検討や、評価の結果を次のアクションにつなげるべきといった意見が述べられました。土屋会長や事務局からは、次の検討に活かしていくための評価であるとのコメントがあり、 全会一致で評価方法の案が決議されました。

広野委員(環境省那覇自然環境事務所)


4.委員の取組報告

(1)サンゴ認証制度の導入について
WWFサンゴ礁保護研究センターの鈴木委員より、サンゴ再生に向けた新しい取組みとして、石西礁湖のサンゴ礁保全に資する認証制度の構築について報告がありました。この認証制度は石西礁湖の保全に様々な方が参画できるように配慮されており、サンゴ礁にストレスを与えない努力をしている事業者または団体について認証し、認定マークをつけることで商品に付加価値をつけ、活動を広げていく仕組みです。 WWFと石西礁湖サンゴ礁保全基金が共同で検討を進めているとのことです。

鈴木委員(WWFサンゴ礁保護研究センター)


(2)八重山漁業協同組合の取組み事例
八重山漁業協同組合の小林委員より、2008年から行っている漁場再生の取組みについて紹介がありました。 海人にとってサンゴ礁は仕事場であり、当事者と思って活動に取り組んでいるそうです。 次の世代の海人が漁業を持続的に行えるように、海人自身がサンゴ再生の技術を持つ努力をしていて、2014年からは漁場再生に適したミドリイシの種苗の大量生産に取り組んでいるとの紹介がありました。

小林委員(八重山漁業協同組合)


(3)コーラルネットを用いた慶良間諸島国立公園におけるサンゴ群集の保全活動
鹿島建設株式会社の山木委員より、「コーラルネット」というサンゴの着床基盤について紹介がありました。 コーラルネットは自然に分解する素材でできていることや、裏側に石灰藻がついてサンゴの幼生が定着しやすいといった特徴が報告されました。 また、慶良間諸島での種苗生産や中間育成の様子なども紹介されました。

山木委員(鹿島建設株式会社)



最後に吉田会長代理から、10年目にむけて評価をしっかりと積み上げ、全国から注目を浴びている協議会としてふさわしい成果にしていこうという挨拶があり、閉会しました。

吉田会長代理の挨拶




第21回 石西礁湖自然再生協議会

議事概要

開催後資料 第21回石西礁湖自然再生協議会議事概要

配布資料

第21回協議会議事次第
資料1-1 サンゴの大規模白化現象に関する緊急宣言(1)
資料1-2 サンゴの大規模白化現象に関する緊急宣言(2)
資料2 白化現象の調査結果について
資料3 評価検討業務について
資料4 評価の進め方について
資料5 「展開すべき取組」にかかる評価シート_1
資料5 「展開すべき取組」にかかる評価シート_2
資料5-1 各委員の役割(石西礁湖自然再生全体構想P60)
資料5-2 各委員の役割分担の詳細(全体構想:参考資料2)
参考資料 第20回石西礁湖自然再生協議会議事概要

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