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平成17年度 石西礁湖サンゴ群集変動調査

報告書名 平成17年度 石西礁湖サンゴ群集変動調査
年月 平成18年月
作成元 環境省自然環境局
目的  本調査では、サンゴ群集の加入量、死亡量、各個体の成長速度、被度変化の情報を含む個体群動態を把握するとともに、SPSSや水温などの環境条件と比較解析し、サンゴ群集が受けている影響を明らかにすると伴に、オニヒトデの発生状況についてもその詳細な把握を目的とした。さらに、魚類、海藻類についても詳細調査を実施し、種の多様度という視点から石西礁湖内のサンゴ礁生態系を把握した。
項目
  1. 個体群動態調査(卵成熟度、サンゴ幼生定着量、稚サンゴ加入量、環境調査等)
  2. 緊急調査(白化、台風被害)
  3. 多様度調査(造礁サンゴ類、魚類、海藻類)
  4. オニヒトデ調査と駆除
結果
  1. 個体群動態調査
  2.  1年前の2004年は石西礁湖内に多くのサンゴ幼生が定着しており、それを反映して42地点中17地点で、1m2あたりの密度が10を超えた。最多地点はカヤマ入口で、42/m2を超えており、次いで多かったのはミルキーウェイで31.2/m2だった。
    経験的に、1歳の稚サンゴの平均密度が10を超えるサンゴ礁では、生育に適した環境条件が続けば、10年後には大幅な回復が予想されることから、今後が期待される。

  3. 緊急調査
  4.  海水温が30℃付近で推移した9月に白化調査を行った結果、北部の礁縁ではほとんどのサンゴが正常で、2003年と比較すると白化は局所的で軽微であった。サンゴ軍隊の種類としては、トゲサンゴの白化が最も深刻だった。
    また、台風の影響として、台風5号が通過した直後に調査したところ、東から南東に面した石西礁湖南礁縁部で重大な影響が出ており、台風が通過する前に卓越した東からの強風により、このような被害が出たものと推察された。

  5. 多様度調査
  6.  造礁サンゴ類の出現数が最も多かったのはカタグァー(84種)で、造礁サンゴ類の被度が最も高かったのはヨナラ水道のSt.M(80%)であった。また、多様度指数が高い値だったのは南側概要に面した地点や、黒島からカタグァーの外洋湾入部に面した地点だった。
    これらの結果より、被度で高い値を示す地点でも、多様年数は必ずしも高くなく、むしろ中程度の被度(15 - 49%)を示す地点で高い多様年数を示す場合が多かった。

  7. オニヒトデ調査と駆除
  8. 本調査においては、石西礁湖のほとんどの地点では、オニヒトデ観察個体数は通常分布程度であり、駆除高架によってオニヒトデの出現が抑えられているようであった。また、サンゴ被度の著しい低下も見られておらず、駆除事業は一定の成果を挙げていると思われた。
    しかし、依然として要注意レベルのオニヒトデが観察されている地点も残っており、今後も現在の体制を維持していく必要があると思われた。

報告書

平成17年度 石西礁湖サンゴ群集変動調査報告書 (3,912 KB)

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