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平成18年度 石西礁湖自然再生技術手法検討調査業務 報告書

報告書名 平成18年度 石西礁湖自然再生技術手法検討調査業務 報告書
年月 平成19年3月
作成元 環境省九州地方環境事務所那覇自然環境事務所、いであ株式会社
目的  石西礁湖の保全再生方策の検討に資するために、石西礁湖における造礁サンゴ群集等の現況および経年変化の把握を行うとともに人工基盤への移植法試験を行うことを目的とした。
 また、石西礁湖の自然再生を報告するためITMEMS 3に出席した。
項目
  1. 重要海域詳細調査(サンゴ群集、サンゴ群体、魚類群集、生息環境)
  2. サンゴ移植手法研究調査
  3. サンゴ礁再生情報の収集・整理
結果
  1. 重要海域調査結果
  2.  サンゴ被度の経年変化では、被度の高い保存区・実証区では、被度は減少傾向にあった。2006年9月15日、八重山地方を通過した猛烈な大型台風13号による激浪により、サンゴの消失が原因と考えられる。出現種数の経年変化では、一定の傾向はみられなかった。被度の低下は、種数の低下に直接は反映していないと考えられた。
     サンゴ群体の成長では、クシハダミドリイシについては5 - 15cm/年の成長がみられ、また、アナサンゴについては約2cm/年の成長が記録された。
     魚類相とサンゴの関係では、サンゴ被度の増加に伴い、チョウチョウウオ科種数の増加が認められた。チョウチョウウオ科魚類はサンゴ食の種を多く含むためと考えられる。また、サンゴ多様度が増加するとスズメダイ科魚類の種数が減少する傾向が認められた。多様度の増加は小群体サンゴの増加によるため、魚類のすみかの減少となったと考えられる。
     堆積物の分布では、西表島東岸に堆積の多い場所が多くみられた。

  3. サンゴ移植手法研究調査
  4.  人工基盤上に移植したサンゴのモニタリングの結果、生残率は9ヶ月後ではハナヤサイサンゴ科が100%であったが、1年後では43%に減少した。また、ミドリイシ属は78%から7%に減少した。平均長径は1年後で、ミドリイシ属が41mm、ハナヤサイサンゴ科が51mm、アナサンゴモドキ属が33mmであった。

  5. サンゴ礁再生情報の収集・整理
  6.  2006年10月15日 - 20日、メキシコのユカタン半島先端部に位置するコズメル市において開催された第3回国際熱帯海洋生態系管理シンポジウム(ITMEMS 3)に出席し、石西礁湖自然再生調査及び修復事業について報告し、各国において検討、実施されているサンゴ礁再生技術ついて情報を収集した。再生に関する分科会では、次のような決議がとりまとめられた。
    • 自然災害の脆弱マッピングを開発、維持に役立つ沿岸域の定 点モニタリングの実施。
    • 熱帯海洋生態系における大規模再生を可能にする経済的な手法開発のための研究促進。
    • 世界各地域の沿岸域保護に果たす熱帯海洋生態系の役割研究。
    • 補償措置について理解するため、破壊度に関する有益なデータや情報の収集。

報告書

平成18年度 石西礁湖自然再生技術手法検討調査業務報告書 (33,961 KB)

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