3つの取組分野、15の取組方針に基づき、新たに3部会を設けるなど協議会の体制も見直し、自然再生の取組をいっそう力強く推進するべく活動しています。

学術調査部会

協議事項
石西礁湖の自然再生状況の整理および新たなサンゴ礁攪乱要因への対策を進めるために必要となる事項とその実施状況など



2007〜2017で達成できたこと

・サンゴ群集や水質のモニタリングが継続的に実施され、経年的な把握がなされた
・陸域からの栄養塩類がサンゴ群集に影響を及ぼしていることなどが明らかになった
・有性生殖法によるサンゴ移植が継続的に実施され、経過の中では順調な成長が認められ、産卵が確認された時期もあった
・サンゴ群集の再生に向けた技術開発が進んだ

今後の課題点

・継続的な対策実施につながる調査内容などについて検討する必要がある
・栄養塩類による影響のメカニズムなどが解明されていない点は、引き続きモニタリングを継続していくことが重要である
・有性生殖法により移植されたサンゴの多くは白化現象などにより生存できていないため、より効果的な結果を確保できる方法を検討する必要がある

< 先頭に戻る


海域・陸域対策部会

協議事項
海域におけるサンゴ礁攪乱要因、陸域および河川由来の海域攪乱要因への対策を効果的に進めるために必要となる事項とその実施状況など



2007〜2017で達成できたこと

・オニヒトデの駆除を関係者で情報共有しながら進め、サンゴに大きな影響がないレベルにまで少なくすることができた
・赤土が流出しにくいサトウキビの栽培方法(株出し栽培)が普及するなど、赤土の流出防止対策や生活排水の対策ができた

今後の課題点

・株出し栽培を続ける人には人手や機械が不足しているので、体制づくりや費用の確保、農家や地域への呼びかけを続けていく必要がある
・下水道の設備は進んできたが、サンゴに害となる栄養塩類や化学物質がどの程度流入するのか知る必要がある

< 先頭に戻る


普及啓発・適正利用部会

協議事項
石西礁湖の自然環境について普及啓発および、自然再生と地域住民の生活に必要となる活動との両立を進めるために必要となる事項とその実施状況など



2007〜2017で達成できたこと

・各種イベントにおける普及啓発、小学校への環境教育や自然体験学習が積極的に実施された
・小学校での環境境域は、延べ1200人以上を対象に実施され、学校からの授業の要望も増えてきた

今後の課題点

・人材や費用が不足し、活動の継続が困難である
・普及啓発から行動につながるような、段階的な内容やテーマ設定を検討する必要がある
・各取組の受け皿となりうる地域の拠点づくりが必要である

< 先頭に戻る

ホーム
石西礁湖とは
 ー石西礁湖からの恵み
 ー石西礁湖のいきもの
 ーサンゴ関連用語集
よくある質問
自然再生協議会とは
 ー全体構想
 ー行動計画
 ー事業実施計画
 ー3部会について
 ーメンバー
 ー参加するには
 ー活動状況
 ー発足まで
 ーこれまでの体制
会議の記録
 ー協議会の記録
 ー部会の記録
 ーその他会議の記録
情報室
 ーニュースレター
 ー報告書アーカイブ
 ーパンフレット
 ーリンク集

お問い合わせ先
TEL:0980-82-4768  E-mail:coremoc(a)sirius.ocn.ne.jp *(a)を@に置き換えてください