第7回石西礁湖自然再生協議会を開催しました
平成20年3月22日に「第7回 石西礁湖自然再生協議会」を石垣市で開催しました。
今回の協議会では、環境省の石西礁湖自然再生事業実施計画の説明や、生活・利用に関する検討部会の報告がありました。
また、前回に引き続き、「陸域対策」、「普及啓発」、「資金メカニズム」の3つのテーマに分かれてグループディスカッションを行いました。
 写真1:協議会開催の様子
はじめに環境省より、環境省の石西礁湖自然再生事業実施計画の説明を行いました。
実施計画は、1.実施者の名称及び実施者の属する協議会、2.対象区域、3.自然再生の目的、4.事業実施計画、5.各事業計画の実施スケジュール、6. その他自然再生事業の実施に必要な事項について明記されており、さらに、事業実施計画の内容としては、(1)モニタリング調査、(2)サンゴ群集修復事業、(3)オニヒトデ駆除事業、(4)評価手法の確立、(5)赤土流出防止等陸域対策との連携、(6)利用に関する負荷対策との連携、(7)意識の向上・広報啓発が記載されていました。 今後、協議会委員よりコメントをいただき、次回までにはほぼ完成したものを提示することとなりました。
 写真2:説明の様子
次に、竹富町より、生活・利用に関する検討部会についての報告を行いました。
この検討部会は、地域住民が生活を営む上で石西礁湖との共存が必要であることから、竹富町、石垣自然保護官事務所、石垣港湾事務所が事務局となり設置したものです。
今回の協議会では、第3回部会の開催状況と検討状況、今後のスケジュールについて説明がなされました。
 写真3:生活・利用に関する検討部会について説明の様子(竹富町)
続いて、環境省より、自然再生の活動指針となる自然再生行動計画について説明があり、今回のグループディスカッションにおいてもこの作成を一つの目標として討議を進めてはどうかと提案がありました。その後、「陸域対策」、「普及啓発」、「資金メカニズム」の3つのグループに分かれて、それぞれのグループに座長がつき、ディスカッションを進めていきました。 およそ2時間にわたるディスカッションでは、多くの意見・提案が出され、「陸域対策」及び「普及啓発」のグループでは、行動計画の作成に向けた課題の抽出や今後の進め方について議論がなされ、一方「資金メカニズム」のグループでは、その緊急性から行動計画は作成せずにメカニズムの構築を優先することが決定されました。
 写真6:グループディスカッションの様子
最後に運営事務局より、サンゴ礁年に関する情報提供と、第2期協議会委員への申し込みについての呼びかけがありました。
第7回 石西礁湖自然再生協議会
議事概要
配布資料
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